2020-01-09 20:01:17
新しい年号の、新しい年がやってきました。
活気のある音が欲しいと思ってCDカゴを漁った結果、選んだのはスピードのベストアルバム「モーメント」。
書店でバイトをしていた時の、二十代後半の頃に買ったものです。
書店員の時給は安いですけど、仕事を任せてくれるのでやり甲斐がありました。フェアを企画して「○○コーナー」を作ったり、ポスターを描いたり。
バイト代の何割かが本代に化けましたが、とても楽しかったです。
※2020年現在は本屋自体が絶滅寸前で、バイトしたいと思っても「近場にお店が無い」という状況になっております。
今の若い人は可哀想だなあ……。
(CDケースは場所を取るので、切って貼って加工しております)
曲の解説は必要無いでしょう。
スピードは大変人気がありましたから。
ですが。
私がCDを買って、初めてじっくりと聞いた時の感想を率直に言いますと「子供にこんな歌を歌わせてるのか…」でした。
歌詞の所々に「若者の情熱が吐き出す先を探してる」とも取れる、けど、……「18禁の世界をチラ見させている」表現があるような気がしてなりません。
深読みする私はムッツリ助平なんでしょうねえ。
尚、一番好きなのは「Wake Me Up!」です。
朝日のイメージがあります。
同人誌などの趣味ごとで徹夜せざるを得ない、いわゆる「修羅場」の時に、この曲を聞いて頑張った記憶がありますし、
「♪ 何処からきて 何処へいくの 人は~」の、hirokoのソロ部分は声質にも合ってインパクトがあります。
年をとった今、冷静にこのCDを聞いてみますと、苦しそうに高音域・低音域を歌ってるなあと感じます。
安いラジカセで聞いてる人間が思うことじゃないかもしれませんが、音はもっと良くできたんじゃないか? とか、色々つっこみどころがあります。
でも、あの当時のスピード4人の、喉を消耗しながら歌った「精一杯」がここに入ってて、それは彼らの青春であり、皆の青春だったに違いない。
むしろ、そう思わせるために、大人達が「そうさせて」いたのかもしれませんが。