2020-03-28 20:56:05
|
コメント(2)
宗教に興味があります。
「いずれかの神様を信仰したい」という訳ではなく、宗教の歴史や、信仰を持つ人に興味があります。
信仰を持続させるには相当なエネルギーを必要とするでしょうから、その信念のようなもの……強い輝きが気になるのかもしれません。
そして宗教には『神秘的な部分』があります。
『宗教は秘密めいていて、どこか魔術めいている』と私は感じております。
若い頃、脳内がファンタジー状態だった私は、そうしたものに惹かれました。
セフィロトの樹とか、カバラ十字の祓いとか、ですね。
「こういうのが実際にあるんだ!」と感動したものです。
占いやおまじないが好きな人なら、誰もが通る道だと思いますが。
一番身近にあった宗教「仏教」にもハマりました。ごくごく浅くですが。
ブックオフで買った少女漫画「玄奘西域記1~4巻(諏訪緑 作)」に感動し、
別冊家庭画報の「ひろ さちやの最新仏教なるほど百科」を買い、
読経が流れるCDを買いました。
今回はそのCDのお話です。(長い前フリだった^^;)
1999年当時の私は、駅ビルのCDショップの、インストゥルメンタル(歌の入らない音楽)コーナーがお気に入りでした。
駅で待ち合わせする日は、少し早く到着するようにして新譜CDを視聴したものです。
今よりずっと音楽が好きでした。
そこで新顔を見つけて……それがなんと、お香つき!
「パシフィックムーン」というレーベルで、いくつか種類がありまして、最初は「月」か「癒」というタイトルのCDを買ったと思います。
それがとてもよかったので、同レーベルのものを買い集めるようになりました。
「祈 PRAYER / UTTARA-KURU」
1999年発売でしょうか。価格は税込み2800円。
読経の響きとデジタル・ビートが織り成す世界。
それは人種を超え、文化を超え、聴く者を四次元空間へ誘う。
(↑は背帯のキャッチコピー。)
お坊さんが一人でお経を唱えているのではなく、複数人での読経。
唱和というのでしょうか。
観光地の大きなお寺で聞けそうな、厚みのある読経です。
お気に入りは3番のTUGARU。
津軽三味線から始まって、リズミカルな理趣経(りしゅきょう)のお経が流れます。
理趣経は、サビ部分(十七清浄句)の末尾が「し~ほ~さーい」で終わるので、有名な般若心経より覚えやすいのです。
「一切の法(もの)は清浄(きよらか)である」という教えらしく、性欲をも肯定するもので、「こんなお経があるんだ!?」とビックリしました。
サビ部分です。(ウィキペディア「理趣経」より引用)
妙適淸淨句是菩薩位 - 男女交合の妙なる恍惚は、清浄なる菩薩の境地である
慾箭淸淨句是菩薩位 - 欲望が矢の飛ぶように速く激しく働くのも、清浄なる菩薩の境地である
觸淸淨句是菩薩位 - 男女の触れ合いも、清浄なる菩薩の境地である
愛縛淸淨句是菩薩位 - 異性を愛し、かたく抱き合うのも、清浄なる菩薩の境地である
一切自在主淸淨句是菩薩位 - 男女が抱き合って満足し、すべてに自由、すべての主、天にも登るような心持ちになるのも、清浄なる菩薩の境地である
見淸淨句是菩薩位 - 欲心を持って異性を見ることも、清浄なる菩薩の境地である
適悅淸淨句是菩薩位 - 男女交合して、悦なる快感を味わうことも、清浄なる菩薩の境地である
愛淸淨句是菩薩位 - 男女の愛も、清浄なる菩薩の境地である
慢淸淨句是菩薩位 - 自慢する心も、清浄なる菩薩の境地である
莊嚴淸淨句是菩薩位 - ものを飾って喜ぶのも、清浄なる菩薩の境地である
意滋澤淸淨句是菩薩位 - 思うにまかせて、心が喜ぶことも、清浄なる菩薩の境地である
光明淸淨句是菩薩位 - 満ち足りて、心が輝くことも、清浄なる菩薩の境地である
身樂淸淨句是菩薩位 - 身体の楽も、清浄なる菩薩の境地である
色淸淨句是菩薩位 - 目の当たりにする色も、清浄なる菩薩の境地である
聲淸淨句是菩薩位 - 耳にするもの音も、清浄なる菩薩の境地である
香淸淨句是菩薩位 - この世の香りも、清浄なる菩薩の境地である
味淸淨句是菩薩位 - 口にする味も、清浄なる菩薩の境地である
R18の世界 ^^;
デジタルピート+お経で10曲ですから、似た様な音楽が並ぶわけですが、この理趣経は強く心に残りました。
そしてそれを、当時描いてたイラストにも入れております。
※クリックで拡大 (衣装の文字が読めますかね?)
絵描き仲間と作った同人誌の一枚です。
ゲームに出てくるキャラクター(NPC)のイラストですが、ゲームマスターから容姿の指示がなければ、描き手側が勝手に考えてました。
衣装も世界観を無視しております。(西洋風ファンタジー世界だったはずです)
悪役(八将の一人)で、最後は味方側に寝返る人だったし、どうでもよかったのかも。
今は全裸(体のアタリ)を描いてから、服を着せていく形で絵を描きます。
この頃はそうしたことはせず、顔、首、服と描いて、線が走るままに手や足を入れて、仕上げてました。
描きあげるのはそこそこ早かったし、疲労しない分、衣装も凝ってました。
今は「うまく描かなきゃ」という意識がいくらかあるので、同じようにはかけないし、衣装は適当になっております。
うーん、あまりよろしくないですね。
(音楽ではなく絵の話になっちゃった)
このCDは最初に聞いたときのインパクトが強いですよね。
繰り返し聞いてると飽きてお腹いっぱいになるのですが、でもまた、たま~に聞きたくなるのです。
私も、主従スレ彦さんのイラスト、チラッチラ拝見しております!
キャラクターも可愛いですが、ドレスや小物も素敵だなと。
乙女チックドレッサーとか、まさに女の子の夢! 実物が欲しくなります。(置く場所ない+女の子ってトシじゃないですが…ゴフッ)
下書き/ラフの段階で完成度が高いので、私だったらペンいれしないでこのまま塗っちゃうな(というのも、ペンを綺麗に入れられないのです^^;)すごいなぁ~と思っております。
色塗りも少しずつ今風にアレンジされてるのでしょうか。ワクワクしつつ、今後も拝見させていただきます~!